赤坂デンタルオフィスからのお知らせ

フッ化物について 柳原 由佳

UPDATE : 2017/03/21


このところ急に春めいてまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回はフッ化物(フッ素)についてお話ししていきたいと思います。
みなさんは“フッ素”という言葉をどこかで耳にしたことがありますか?
フッ素とは、天然に存在する元素の一つで、歯や骨をつくる石灰化には欠かせない物質です。

フッ化物(フッ素)の3つの働き
@再石灰化促進
歯から溶け出したカルシウムやリンの再沈着を促進します。
A歯質強化
歯の質を強くして、酸に溶けにくい歯にします。
B細菌の酸産生抑制
歯ブラシで落としきれなかったプラーク(歯垢)中のむし歯原因菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます

フッ化物配合歯磨剤について 私たちが身近に取り入れることの出来るものとして歯磨き粉があります。
市販されている歯磨き粉のうち、約80%にフッ化物が配合されています。
フッ化物を上手く利用することで虫歯予防を効果的に行う事ができます。
フッ化物配合かどうかは、歯磨き粉の裏の薬用成分をご覧いただくと確認ができます。


歯磨き粉の量は?

 年齢  使用料
 6カ月(歯が生えて)〜2歳  子供の切った爪程度の少量
 3歳〜5歳  5mm以下
 6歳〜14歳  1cm程度
 15歳以上  2cm程度

効果的な使用法は?
@年齢に応じた量の歯磨き粉を歯ブラシにつける
A磨く前に歯磨き粉を歯全体に広げる
Bハブラシを小刻みに動かしながら全体を磨く
C歯磨き粉を吐き出す
D10〜15ml(大匙一杯分)の水でうがいをする
E5秒程度、軽くぶくぶくうがいをする
 ★ポイント★
☆うがいは1回のみにする
☆その後1〜2時間程度は飲食をしないことが望ましい
☆就寝中は唾液の分泌が減り、虫歯のリスクが高まるため、就寝前に磨く
☆1日2、3回歯磨き粉を使用すると効果的である

歯科医院でのフッ化物塗布
歯科医院で使用するフッ化物は歯磨き粉の約10倍(9000ppm)と高濃度です。
医薬品のため、市販されていることはありません。
当医院では定期的なクリーニングの際、お口の中がきれいになってから最後にフッ化物を塗っています。フッ化物を塗ってからは30分間、ご飲食とうがいを避けていただいております。
なぜかというと、フッ化物が化学反応を起こしてフッ化カルシウムが出来るのですが、すぐにうがいをしてしまうことで定着や反応が起きる前に、表面からはがれてしまい、十分な効果を得られないからです。
フッ化物を歯科医院で塗ったからといって虫歯にならないわけではありません。
毎日の歯磨きはもちろんのこと、歯科医院で定期的なクリーニングとフッ化物を塗って虫歯を予防しましょう。